佐藤雄紀 ラヴェル・リサイタル 曲目紹介⑦ 最終回♪
ラ・ヴァルス(1919-1920)
ラ・ヴァルスは1919-1920年に作曲されたが、実は14年以上もの間、ラヴェルの頭の中で構想されていた。ラヴェルはこの曲を「幻想的で破滅的な回転の印象」と「ウインナ・ワルツへの一種の賛歌」であると説明している。さらに、「うずまく雲の切れ目から、ワルツを踊るカップルたちの姿がときおり垣間見える。雲は少しずつ晴れてくる。番号Aの部分で、輪を描きながら踊る人々であふれかえる広間が見える。光景は徐々に明るくなっていく。シャンデリアの光は番号Bの部分のフォルティッシモで燦然と輝く。1855年頃の皇帝の宮殿。」と説明している。この曲はオーケストラ版、2台ピアノ版も存在し、本日演奏するピアノ独奏版も作曲者自身によるものである。
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