有吉佐和子「非色 」読了♪

彫刻家の先生に薦めて頂いた、有吉佐和子氏の「非色」読み終えました。

アフリカ系アメリカ人と結婚した戦争花嫁の話ですが、この小説で作者が最も心を砕いて描いたのは人間の差別心や差別の構造についてです。


エル・システマ創始者のアントニオ・アブレウ博士が言ったように「あらゆる社会問題は差別に起因する」のでしょう。何事も一概には言えないこと、想像力を持ち続けること、自分と異なる考えや文化、立場を持つ人と対話し続け、互いに認め合うことを人間はやめてはいけないと思います。


2枚目の素晴らしいエル・システマのDVDは、東京農大一高・中等部で講師をしていた時から見せていますが、10年でかなり劣化し映像が途中で止まるなどかなり調子が悪くなってしまったので、新しいものを再注文しました。イギリスからはるばる届いたようです。


「非色」大切な一冊となりました。

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