パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト 鑑賞♪
常に挑戦し続け、変化し続け、高みを目指し続けたギタリスト、バコ・デ・ルシアのドキュメンタリー映画。素晴らしかったです。僕の心に残った言葉をいくつか紹介。
「君は確かにギターがうまいが自分の音楽を奏でるべきだ」
「人々は天才の話をするが、私は天才など信じない。才能があって努力し続ける人を信じている」
「劇場でいい音が響くと力が湧いてくる。何度もこの劇場で演奏するうちに、ひらめきは天から降りてはこないと気づいた。身体の奥からそれを感じたとき、いい音が生まれる。あの舞台ではひらめきを感じる。寝不足で疲れていてもいい音が響くと突き動かされるんだ」
「音は私たちが生み出すものを伝える生命のように大切な存在だ」
「パコは妥協を知らない。彼とのレコーディングは試練の連続だった。緻密に作り込みながら、同じくらい奔放さもあるからバランスが取れる」
「歌を聴けば分かるだろ。悪い奴のはずがない」
「少なくとも開演の1時間前には楽屋で1人きりで過ごしたい。もし1枚の爪がほかより少し長いだけでも自分でも予想しなかったミスが起きる。まず爪の手入れをしてから、ギターを念入りにチューニングしていく」
「スローな曲を弾くと観客は静かになって集中して演奏を聴こうとする。自分の状態も確かめられる」
「舞台の上では自分のために弾く。確信があるからだ。自分自身が満足する演奏をすれば観客にも伝わる」
「学びたいという好奇心に突き動かされていた。ずっと学び続ける必要があった。ジャズミュージシャンから多くを吸収できたが、コンプレックスも感じた。彼らのやり方についていくのは大変だった」
「今の私にできる最善を尽くして更に高みを目指し、より深く表現したい」
「心をこめて喜びを感じながら伝えることに意味がある。大切なのは、人を感動させる何かを表現することだ」
「私は孤独が好きだ」
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