羊と鋼の森♪

調律師の仕事に焦点を当てた映画、「羊と鋼の森」鑑賞しました。なかなか良かったです。

ピアノ演奏者は、他の楽器と異なり(自分の楽器でなく)当日初めて出会ったホールのピアノで音楽や音色を作り、演奏しなければなりません。たとえ同じホールであっても、日によって大きくコンディションが異なり、大変調整が難しい。

だからこそ、信頼できる調律師の存在がとても有り難いのです。





この映画を見て、3つの言葉を思い出しました。

宮崎駿 監督
「才能とは、情熱を持続させる能力のこと」

エレーヌ・グリモー「幸せのレッスン」より
「人間が最も自由でいられるのはいつかというと、それは何かを生み出しているときなのです」

ヴァイオリニストのメニューインがホロヴィッツを称して
「彼はいかなる人間がしたことがないほどに鍵盤に熱中した男でしたね。ホロヴィッツは熟達性、タッチ、表現に独自の天才を持っていました。楽器に触発された男です。楽器に取りつかれました。この種の偏執心が今の世の中に必要ですよ。私たちにはこのような人々が必要なんです。というのは芸術では、自分の命も含めて所有するもの全てを捨てられるときにだけ実現されるものがあるからです。ホロヴィッツはこれを持っていました」

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