木更津高校同窓会報掲載♪
木更津高校の同窓会報に紹介文を掲載して頂きました。
執筆は日本画家の青木重夫先生です。本当に有り難いです。
「一音、一音に心を込めて」 佐藤 雄紀氏(平15卒)
雄紀さんの生家は我が家のすぐ近くで、母上は私が木高で最初に担任した学年の卒業生で、さながら孫のような存在であった。彼は幼い時から多彩な才能に恵まれており、どんな道に進むのか楽しみにしていたが、険しいと思われる音楽活動の分野を選択した。
東京学芸大学芸術文化課程音楽専攻に入学、同学大学院から桐朋学園大学カレッジ・ディプロマ・ピアノ専攻に進む。在学中の平成21年5月、第27回ソレイユ音楽コンクールに出場し、第一位、音楽現代新人賞を受賞し、その副賞により音楽アカデミー・ウィーンプラハに招待され研鑽を積む。その間、地元の君津での各種の演奏会に出演し、旧友や市民との交流も深めた。
平成21年、23年にはウィーン・ラズモフスキー弦楽四重奏団と共演。平成25年から昨年まで「白寿ホール」にてソロリサイタルを開催。ある時は奔放に、ある時は精緻に、一音一音に魂を込めた演奏は聴くものに深い感銘を与えた。これからも一層精進され、大輪の花を咲かせてもらいたい。
因みに木高創立百周年の学生歌が公募され、当時2年生だった彼の曲「若き獅子」が採用された。現在は信州豊南短大・玉川大学等で後進の指導に当たっている。
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