卒業演奏会のリハーサル♪
東京の非常勤先の卒業演奏会のリハーサル立ち会いでした。このようなホールが、大学に自前であるということは有り難いことです。
ホールのコンサートグランドを豊かに鳴らすことは、とても難しい。学生達は良い経験になったと思います。
作曲家が、時には血を吐くような思いで作った作品と、「真摯に」向き合ってほしい。まずは、楽譜に書かれた作曲家の意図を徹底的に読み込むこと。その上で、その音楽をどう感じたのか、その音楽で何を伝えたいのかという哲学を持ち、試行錯誤し、熟成させ、あるべき自然な姿で、そしてその時音楽が生まれてきたような瑞々しさ、インスピレーション、即興性を持って、思い切って演奏してほしいと思います。
要求が多いか(笑)
しかし非常に大切なことでしょう。
決して受動的な演奏ではいけない。
たとえ解釈が自分とは全く異なっていても、荒削りであっても、真摯で、人のハートに訴えてくる演奏が聴きたい。
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