グスタフ・クリムトの世界♪

グスタフ・クリムトと言えば、「接吻」や「ユディトⅠ」などの代表作の黄金と官能的な女性の絵画をイメージをしますが、本当に多様なクリムトの世界を観れました。とても好きな画家です。

ピカソがそうであったように、若い修行時代から既にオーソドックスな美しい絵を描くことはできていました。それから、どのように自分のスタイルを確立していったのか。そして様々な分野の芸術家やアジアやエジプトなどの影響もあり、変化し続けていく様子も興味深かったです。どの作品からも、時代に問題を提起するような「描く必然性」が強く感じられました。

女性の美しさはもちろんのこと、ファッション、デザイン、ウィーン大学の壁画も素晴らしかったし、意外だったのはかなり風景画も描いていたこと。生涯、大切な女友達であったエミーリエと夏を過ごしたアッター湖畔の絵も魅力的です。

このシリーズは、他の画家のものも観てみたい。

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