ホワイトクロウ 伝説のダンサー 鑑賞♪
伝説的なダンサー、ルドルフ・ヌレエフの若き日からパリ亡命にいたるまでの自己実現に向けた葛藤や栄光を描いた映画です。素晴らしい映画は気品があり、沈黙や映像、目で訴えかけてくるものがありますね。ダンスも音楽も美しいです。
レイフ・ファインズ監督のインタビューより
「これは若きヌレエフの話です。有名なバレエ・ダンサーのヌレエフの伝記的な映画ということではなく、若いアーティストが若い時代に、自分がアーティストとして、また人間として自己実現したいというものすごく強い欲望を持っている、というストーリーです。
私はヌレエフの非常にダイナミックでいきいきとしたスピリット、精神といったものに感動しました。彼の生き方は、とても勇気がいると思うんですね。ヌレエフ自身がたくさんの人を怒らせてきたことで有名なんですが、時には人を怒らせてしまうリスクを冒しても、自分は自分自身になりたい、自分はダンサーとして完璧を目指していきたいという、強いアーティスティックな欲望が勝った人だったということです。また、背景として東西冷戦というものがあります。イデオロギーの対比があるわけですが、映画のなかにも「自分は自由になりたい」というセリフがあり、それは人間的な自由を獲得するということですので、あの時代の一人の人間として自由を獲得するということは、本当に勇気ある一個人としての行動だと私は思っています」
監督のインタビュー全編はこちらから。
そして友人役、どこかで見たことあるな〜と思ったら、何とダンサーでこちらも素晴らしい映画だった「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」のセルゲイ・ポルーニンでした!
とっても大切な映画になりました。是非チェックしてみてほしいです🎥
0コメント