ソール・ライターのすべて♪
日曜美術館を見て以来気になっていた、写真家ソール・ライターの本が届きました。
「私が写真を撮るのは自宅の周囲だ。神秘的なことは馴染み深い場所で起きると思っている。何も、世界の裏側まで行く必要はないんだ」
「いちばん良いものがいつも見えているとは限らない。美術の歴史は、偉大なものが放置され無視され、粗悪で平凡なものが賞賛されてきた歴史なのだ」
ファッション誌でカメラマンとして働いていたが、スポンサーの意向が強くなり、自由な表現が次第にできなくなってしまう。
「かつて、ファッション誌の一年より、好きな画家の一枚のデッサンの方が私にとってより意味があると編集者に言ったことがある。彼女の目は凍り付き、完全に軽蔑の眼差しで私を見つめていた」
「成功のために全てを犠牲にする人もいるけれど、私はそうしなかった。私を愛してくれる人、私が愛する人がいるかということの方が私にとっては大切だった」
「写真はしばしば重要な瞬間を切り取るものとして扱われたりするが、本当は終わることのない世界の小さな断片と思い出なのだ」
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